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カラーコンプレックス
わたしには、生理的にどうしてもダメな色があった。

オレンジ色。
あざやかなオレンジ色がどうしてもダメで
身につける服や下着であったり小物、そして部屋のインテリアに至るまで
その拘りは随分長期に渡って続いていた。


わたしには、1歳年下のいとこがいる。
女の子同士ということで、幼い頃は仲良く遊んだ。
物心つく頃になって、わたしは周りが見渡せるようになっていた。

そのいとこは、わたしよりも1歳年下なのに、
わたしよりも一回り、体が大きかった。
そのため、年下のいとこのお古を貰って着せられた。

わたしの母というのは、美的感覚にすぐれた人だったんだとおもう。
センスがいい、とも言える。
幼稚園、小学校低学年の頃には
やっぱり女の子らしい赤やピンクのものを着たかったんだけど
わたしの顔立ちには、紺色やグレーなどの落ち着いた色合いが似合う、
という母の意見で
常に地味な服を選んで着せられていた日常だった。

そこにふいに飛び込んでくるお古の洋服。


これがまた、見事にオレンジ色のオンパレードだった。
パジャマにしてもディーオールだったり、
夏に着るスモックにしても、芦田淳の作品だったり、言わば、一流品のお古だった。
母は、父の妹の子であるわたしのいとこのお古を
たいそう有り難がって貰い、このわたしに着せた。

いとこの父親は、医者だった。



わたしとしたら、それは屈辱以外のナニモノでもなかった。
普段、着れないような華やかな色やデザインのブランド服でも
お古とはいえ、ほんの数度しか袖を通していないような新古品同然のものだったけど
わたしはオレンジ色が嫌いな色になっていた。





最近になって、
台所グッズなどに、自然にオレンジ色のものを取り入れている自分に驚いている。
拘りが0になったか、といえばやはり嘘になる。
でも薄くなってきたのかな・・ようやく・・・。
# by 001_Thief | 2004-09-09 23:09 | @親戚との関係
テレホンsex
ある時期、わたしはひとりの男とのテレホンsexに溺れていた時期があった。
当時、2ショットダイヤルでサクラのバイトをしていたわたしだったが、
たまたまその月、既に自分の目標額まで達せていた気のゆるみからか
ある日の午後、繋がった客である男に気を許した。

普通の会話で、次回、伝言ダイヤルで会話の待ち合わせを約束した。
それから数度、伝言ダイヤルでのやりとり。
そのうちなぜか、わたしは自分から自分のPHS番号をおしえた。
「直電のほうが、お金かからないでしょ」

という、配慮だった。
ほどなく、わたしたちは毎日電話で話す間柄になった。
男が勧めるネットにも、それを機に手を出した。
「メールできると便利だよ」

その一言だった。


互いのこと、内面的なこと、過去の話、いろいろした。いろいろ聞いた。
そんなある日、いつもと違う、えっちな会話になり、テレホンsexへ・・・


もう、ドーパミン出まくりな日々だった。
体でイク、というのではなく、脳でイク快感を知ってしまったら
肉体と肉体がぶつかりあうだけのsexでは物足らなくなった。

わたしは過去ふりかえってみて、
sexの最中に、口数が多い男性(笑)とのつきあいが皆無である。
ほとんどの男は黙って行為のみに集中している。
以前、ソープ時代の頃、
男性なのに、「ぁんぁん・・」とあえぎ声がうるさい男がいて、それには笑えたが
日本の男性は、どうして最中に無口な人が多いんだろう・・・


テレホンsexは、当然の如く、声と気配が頼りだから
男の、「ほぉら、もっと反ってごらん、もっと、もっと・・」

という声、
「こんなにてらてら濡れちゃって、いやらしい子だ・・」

という、恥ずかしい言葉、
「だめ、まだダメ、言わないと挿れてあげない」

などという、日常生活でとは縁遠い言葉の数々・・・
これらを熱い吐息まじりにささやかれつつ、あたかも、自分の中指が
彼の舌先のように感じられて
めくるめく大脳とクリトリスの融合、のようなひととき・・・。



ほんとにあの時期、わたしはその男の声と巧みな喋りにはまっていた。
最近、ある経緯である男性と電話で会話した。
最初は、仕事の話だったのが、そのうち彼の昔の女の話になっていった。
いかに自分はもてたか、女に不自由しなかったか、
だから今もがっついてはいないんだよ、と言いたげな様子に
不快感をも感じたが、暇だったのでつきあっていた。

テレホンsexに持ち込みたそうな気配があった。
わたしが迎え水を打った。
「そんなこと聞いたら、妙な気分になっちゃうじゃない」

と。
すると待ってました!、とばかりに
「もう先っぽが濡れているんだ、君も触ってよ」

と。
しかし、その後、なんか違う。

自分のつきあってた女とのH話を延々と続ける男に、ため息が漏れた。
わたしが黙っていたら、自慰にふけっているのかと思ったんだろう。


その後のことは書くに足らないことなので書かないww



テレホンsexで、女を50人はイカせた、と豪語した。
その後、女のほうから会いたがる、と言う。


うっそでしょ~!!、




と、叫びたかったが面倒なので苦笑でやめておいた。


この男、あるべきテレホンsexが解っていない。
脳内sexの意味をはき違えている。




わたしの理想としては・・・
実際、目の前に裸でごろん・・とし合っていても、
組み体操のようなsexをするのではなく、
愛の会話をしつつ、脳もイカせてくれるような、そんな男がいい。

快感をくれる男には、快感で応えたくなる。
貴方が望む、すべてのことを、
このわたし以外の女ではダメな男にしちゃうくらいに・・・
# by 001_Thief | 2004-09-07 16:51 | @男との関係
暴力姉だったわたし・・
わたしには5つ年下の妹がいます。
女ふたりの姉妹です。

母が妹を妊娠している当時の記憶は全くありません。
しかしながら彼女が生まれてきてからの記憶は鮮明に残っています。


始めは隠れた所で、まだ赤ん坊だった妹をつねったりぶったりしていました。
そのうち妹も、歩いて片言ででも喋るようになると
「おねーちゃんにぶたれた」

などと、親に告げ口をするようになりました。

父はわたしを激しくぶちました。
「●子は、反撃ができないまだ子供なんだから、これは●子の痛みだ!」

そう言ってわたしを何度もぶちました。
そうなると余計に妹の存在が憎くてしょうがなくなり、
当時7歳ぐらいだったわたしですが
本気で、
妹なんか死んでいなくなってしまえばいいのに・・、と思っていました。




母はまた一種、違っていました。
わたしの顔は、父親似なんです。
そして妹は母親似。

それを事あるごとに何度も言われました。
特に、母方の実家や親戚の集まりの際に、
「この子は父親似だから、●●●家の血が濃いんだよ」

と、わたしのことを言い、
その場にはいない、父(母にとっては旦那)や舅、姑、小姑たちから
ああもされた、こんなこともされた、
まぁ、今に思えば
実家に戻っての嫁ぎ先の愚痴なんでしょうが、とめどなく喋っていました。

父と母が夫婦喧嘩をしていた時、
わたしは階段の下でその一部始終を聞いていました。

「●子(妹)はわたしが連れて行くけど、●●(わたしのこと)は●●●家の長女だから
この家に置いていく」



そう、母の声で耳に届いた時には、目の前に「死の河」が流れました。

見捨てられる、という焦りから
いい子でいなくちゃいけない、というきもち。

いい子になりきれないのなら
邪魔者を消すしかないんだ、という恐ろしく単純かつ、冷えた思考。



7歳のわたしは既に、冷えていました。







今日、なんでこんなことを書いたかな、と自分で思うに・・・
わたしは人との関係を、うまくやりたい、と思うが余り
遣り方を間違えてしまったり
自分を押し殺してしまったりする傾向があるのかな、と、そんなことをふと
考えちゃったからかな・・・


昨夜は相変わらず眠れず
今朝は旦那の出勤後もそのまま起きており
睡眠不足で、脳に酸素が通っていないのか、精神、テンパッてますね・・・とほほほ
# by 001_Thief | 2004-09-02 14:21 | @妹との関係
うちの子に限って・・
わたしの最も憧れとする言葉・・
それは、「うちの子に限って・・」


わたしの記憶の中に、母の口からこの言葉を聞いたことは一度も無い。
まぁ、そんな娘だったのだから仕方がないんだけど、
せめて最初の一回目の時にはそう言ってほしかった。

信じてもらえているんだ、という確信が、今まで生きてきて
母親を始めとして他の人、友人、そして恋人、伴侶、全ての相手から感じ得たことが、ない。

だからいつも叫んでた。
心の中で。
こんなわたしを信じて、と。

でももうそんな時も終った。
今ではそんな自分を客観視している自分がいる。
そしてその自分もあの自分を信じてはいない。




例えば盗み。
うちの子がやったんだな、と思っても
一度は子の前で「この子に限って、そんなことするはずがない」と
口に出して聞かせてやってほしい。
これから子育てをする方へのおねがい。
こんなわたしのようなロクデナシを作らない為に。



いいえ、わたしは甘えている。
この期に及んでまだ甘えている。
自分の罪をまず認めて謝罪し、社会復帰の方向に前進すべき、というのが先だろう?
そう言ってくれなかったからだ、と親のせいにして何を甘えているんだ?!


いいえ、甘えたことなど一度もありませんでした。
なぜならわたしは、甘え方を知りません。
# by 001_Thief | 2004-08-23 17:14 | @母との関係